「専業主婦」という言葉は30年前くらいまでは、主婦=専業主婦を意味するくらい当たり前の言葉 でした。
しかし現在特に若い世代を中心に専業主婦の割合は急速に低下しています。
これからしばらく すると「専業主婦」という言葉自体が死語になる時代がくると考えています。
日本のサラリーマンの給与所得は減少しています。正規社員の割合が低下し、派遣社員やパート フリーターなどが増えています。正規社員とそうでない人との所得格差は大きく、非正規の年収は 200万円を下回る人が相当数います。
これでは結婚しても相手の女性に働いてもらわなければ、 子供を育てながら生活することはできません。 したがってこれからは女性も結婚して出産しても、産休を取ってまた働くのが当たり前の時代に なっていくはずです。北欧などではすでにそういう社会になっています。
日本ももともと農家で あれ商家であれ、主婦は専業主婦ではなく家業を手伝いながら、子育てや主婦業をするのが当たり前 でした。専業主婦が定着したのは、工業化社会になり高度経済成長をした時代です。
今日本はすでに成長社会から安定熟成の社会へ移行しつつあります。
日本も北欧と同じように 男女が働く時代になって行き、「専業主婦」は死語になる時代がくるでしょう。"